前兆なく忍び寄る恐怖!「突然死」

こんな前兆に要注意

最後は突然死を防ぐためには?ということで進めましょう。そもそも突然死は本当に「突然」やってくるのでしょうか?前触れは何もないのでしょうか?確かに突然死を起こす前に前駆症状を覚える確率は低いのですが、まったく前兆がないわけではないのです。

実際 急性心筋梗塞、くも膜下出血などで突然死してしまった人の中で事前に自覚症状があった場合には、次のようなものがあるのです。それは、「どうも最近、体がだるくて、疲れもなかなか取れない」、「熱っぽい状態が続いている」、「微妙に体調が悪い」、「よく頭が痛くなる」、「食欲がない」、「時々胸が痛い」、「激しい肩こりがある」、「手足がしびれる」などです。とにかく定期検診を受けることが大切です。

普段起こるささいな症状は「風邪?」「睡眠不足?」とも判断されがちで、珍しい症状でもありません。それで自覚症状があっても突然死を予知できないのです。やはり定期健康診断を受けて、突然死する危険因子があるかどうか判断するのが一番です。

健診で高血圧、高コレステロールなどが指摘された場合、放っておかずに生活習慣を必ず改善しましょう。また、心疾患による突然死は、若年層の割合が年々増加しています。この共通点は、やはり生活リズムが崩れている、不摂生な生活やストレスです。そのために自律神経を乱して、心臓関連死に直結する不整脈を起こしやすいのです。普段から睡眠不足で生活も不規則だ、というような人は危険度が間違いなく増しますよ!